G3sewingのアナザースカイ PR

G3sewingのアナザースカイ ー台湾編ー ②

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

G3たちの自宅からセントレアへは、高速道路を使って1時間半で到着できる。G3の長男(私の弟)がセントレアまでの送迎を引き受けてくれた。フライトは夕方18:30。チェックインカウンターが開くのは、2時間前だから、夕方の16:00に第二ターミナルには、到着していてね、くれぐれも言うておくけど、

私(三女)

めっちゃ早く到着しても、空港で待ち時間が長いだけやから、早くても自宅を14:00ごろに出発したらいいからね!

と、たしか3回ぐらい伝えた。ついでに、

私(三女)

早く着いたからって、『三女まだか?!』とか、絶対連絡してこやんといてよ。

G3

うんうん、わかっとるよ。

さて、出発当日、朝からソワソワしっぱなしだろうG3は、長男をせかしたのでしょう、やはり早めに家を出たのでしょう。私たちが2時頃、「今から家を出発するねー。」とLINEした頃には、

G3

もう、わしらは、空港に着いとるよ!

私(三女)

(ああ、先が思いやられる、、、。)

さて、数年前に出来たフライトパークをちょっとご紹介。無料エリアだけでも十分楽しめるところで、飛行機好きな方には最高の場所です。ボーイング787初号機の展示をメインとした複合商業施設で、航空や空港について学び、様々な遊具で遊べる「フライトパーク」と、ボーイング創業の街シアトルをテーマにした商業エリア「シアトルテラス」の2つのエリアがあります。

レストラン街は、アメリカ🇺🇸シアトルの雰囲気のいい感じのフロア。ハンバーガーやカフェはもちろんのこと、ラーメンやうどんなど日本食も充実。

G3とB3は、本場讃岐うどん「寿製麺」で2時ごろ、食事をしてのんびり過ごしていたそうです。

ちなみにその後、コンビニで夕食用のおにぎり・サンドイッチを購入。LCC(Low Cost Carrier)の格安航空会社は、機内食は別売り。しかも、コーラ300円、カップラーメン600円とかするので、機内食は予約せず、機内へ持ち込む夕飯を買って乗り込むことにしたのです。

いよいよ、G3とB3の初*海外旅行が始まりました。私ら姉妹3人介助人たちの不安とは対照的に、G3とB3はワクワクとソワソワで胸が高なっている模様😅

チェックインカウンターでスーツケースを預け(ついでにG3もここで預けたかった🤪)私たちが持ってきた車椅子は事前申請で、無料で預け荷物として台湾・高雄空港まで運んでいただくことに。そして、航空会社の車椅子をお借りして、出国手続き、そして、搭乗口まで進む。

いろんな意味でもうすでに胸がいっぱいな三姉妹をよそに、B3のよく食べること💦たしか、さっき、2時くらいにレストランでうどんを完食したはず、、、、なのに機内持ち込みした夕食のパンとおにぎりを、搭乗口ゲートで17:00頃食べ始める!😛

さて、いよいよ搭乗開始。周囲を見渡すと、日本人は私たちのグループだけな感じ。みなさん日本を楽しんで台湾へ戻る現地の方々ばかりの様子。聞こえてくる言葉は中国語なのか、台湾語(そんなのあるのかな?)、広東語なのか、北京語なのかさっぱりわからない。

そもそも、台湾の人たちは、いったい何語を話すのかさえも知らなくて、何もかも分からないままとにかく行くことになってしまった旅なのです。

車椅子なので優先的に機内へ案内されて、おとなしく座るG3。おとなしく座る。そう、この時だけ。

姉たちをG3とB3の隣に座らせて、私だけちょっと違う列の席に。何かあったら他人のふりをしようという計画。

先に書いたように、日本人は私たちだけ。機内だいたい真ん中あたりに、私たち。前後はほぼ現地の方々か、とにかく何語かわからない言葉が行き交うので、日本人ではないことだけは分かる。

どんどん搭乗開始が始まり、あっという間に機内は満席に。

離陸するとき、B3と姉らの一列はみんな興奮して擬音語も多く、うるさい、恥ずかしい。

さて、日本で生まれ育ち、80代まで過ごしてきたG3にとっては、この機内だけでも、もういっぱいいっぱい。周りはワイワイガヤガヤ。早口で語尾の強いわからない言葉が行き交う。

私は職業柄、あちこち色々な国へ行ったり、いろいろな国の人たちと話す機会がある。そんな文化の違いを当たり前のように受け入れているのでそう状況には全く違和感がなかったのだが、G3は違った、、、、、

ちなみに、日本は、公共の場、電車や機内で静かにしているのが常識。だけど、一歩海外へ出るとびっくりすることが多い。電車やバスの中では通常と変わらない音量でお構いなしに話す、電話をする。逆に、海外の人たちが日本に来ると、電車の中があまりにも静かでびっくりすることが多い。「文化の違い」。それに尽きるのである。自分の常識を突き出しても全くなんの改善にもならない。ただ「受け入れる」しかないし、「受け入れる」ことは争いを避ける最高の手段だと私は思う。

さあ、始まったフライト。セントレアから台湾高雄空港への4時間、どうぞ何事も起きませんように。。。と祈るばかりの最中、事件は起きる。

確かに機内はうるさかった。4時間のフライトといえど、18:30からの夜の飛行なので途中、一度機内の電気は消され、「ごゆっくり〜」的なモードに入る。

だけど、運悪く、G3の座る後ろのおそらく台湾の方々の団体ご一行さまが、ノンストップでずうううううと話し続ける。しかも大音量で。私の席から見えるG3の背中が、ワナワナと震えるのが見える。

普段、みなさまに「G3かわいい!」とかおっしゃってくださっているファンの皆様を裏切るようで大変申し訳ないのですが、私たち娘にとっては、ただの破天荒G3。自分のポリシーを曲げられない頑固さの持ち主。間違ったことを相手が誰であろうと真っ向から立ち向かってしまう性格。

内心(やばいな〜、なんかやばい感じやな〜。。。)と思ったとたん、

くるりと振り向いたG3がひとこと。

どっからそんな声が出んねん!!!しかも英語!!

一瞬機内が凍りつき、さっきまで大騒ぎしていた後ろのご一行様が凍りついている。LCC機内の真ん中で「シャラップ!」と叫んだG3は、おそらく台湾人全員を敵にまわしてしまった模様。

察してくれた女性が、「しぃ〜〜っ」ね!と指を口に当ててジェスチャーしながら周りにウィンクしている様子で少し救われる、、、

が、私たち三姉妹は、完全にちびまる子ちゃんの顔に線状態。

しばらく他人のフリをしていた私だが、そろそろ、エコノミー症候を避けるために、G3をトイレへ行かせる時間。姉たちがギロっと私を見るので仕方なく、G3を立たせてトイレへ連行。途中、「シャラップ」と日本人のじーさんに叱られた団体のご一行様からの痛い視線を浴びながら、私はうつむきながら連れていく。

そんなこんなのフライトを終え、無事高雄空港へ到着。なんだかゆるい感じの入国審査を終え、スーツケースが届くターンテーブルへ並ぶ。B3はそそくさとターンテーブルの前に陣取るも、自分のスーツケースを覚えていない。出発前には、指示通り、しっかりネームタグをつけ、見つけやすいように、派手な色のバンダナを結ぶ。「これでバッチリです。」と言っていたではないか!

目の前に自分のスーツケースが流れてきているのに、ピクリとも反応せず。(B3は一体何を待っているの?)と聞きたくなる💦

ま、とにかく無事にスーツケースを全部拾い上げ、お迎えのお友達のもとへ。

久しぶりの再会を台湾にて達成したわけです。

(さっ、あとはよろしく。私ら、帰ろか。笑)と心の中でひとり思う。

時間は夜10時を回っている。高雄空港からタクシーで10分ほどのホテルへ。(一人当たりおよそ日本円で8000円くらい。朝食ビュッフェ付き。)

車椅子も楽々入るし、スーツケースを広げてもゆとりのある広いお部屋でした。バルコニーも広々でした。おすすめホテルです。ただ日本語も英語もほとんど通じなかったのでジェスチャーで乗り切ってください。

バルコニー

やっとの思いが募って果たした再会。4泊5日の台湾滞在です。(のちにG3は9泊10日となる事態となります💦)

大韓航空ナッツ・リターン事件を思わせるようなタイトル「タイガー航空機内シャラップ事件」でしたが、そんなこんなでしたが無事に台湾にたどり着きました。台湾編③(台湾旅行2日目)は、安心してお読みいただける観光内容となっておりますのでお楽しみください笑。

G3sewingのアナザースカイ 台湾編③へつづく。

ABOUT ME
g3sewing
G3sewing 商品を手にとってくださった方が幸せな気分に、笑顔になりますように。

POSTED COMMENT

  1. チャンガラおばちゃん より:

    G3…G3らしい😅

    続きが~
    «٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク

  2. トマト より:

    G3カッコいい!!
    さすが昭和の男👍
    迷惑だと思っても中々出来ない(言えない)事ですよね。
    ま、その中に怖い人が居なくて良かっけど😰😰
    G3・B3の笑顔見てるとほんと良かったなぁと思います。

    ps
    kikiさんの文章とても楽しいです。
    読んでいてワクワクします。😄👌

    • g3sewing より:

      トマト様。ほんとに怖い人がいなくてよかったです💦 一緒にワクワクしてくださりありがとうございます。あと少し続きます。どうぞよろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA