「井原デニム」が映画になりました。
このニュースを知ったとき、G3sewingにとって、とても嬉しいニュースでした。
なぜなら、G3sewingでも、岡山県井原市で作られたデニム生地を使って、がま口バッグを作っているからです。
でも、私たちが井原のデニムを使うようになったのは、ただ「有名なデニムだから」という理由ではありません。
2023年7月「井原デニム」との出会い
(2023/7/16のブログより)


井原デニムの風合いに、とても魅了されて、色々と勝手にコラボも🤭笑(2023/8/9のブログ)

一度、実際にそのデニム生地が作られている場所を見てみたい。どんな人が、どんな場所で、どんなふうに生地を作っているのか知りたい。そんな思いから、私たちは三重県から岡山県井原市まで足を運んだというわけでした。(2024/4/22)
岡山県井原市は、繊維産業が盛んな町で、綿作りや藍染め、織物の歴史が長く続いており、現在もデニムをはじめとするさまざまな生地が作られています。
「井原デニム」は、2019年に特許庁の地域団体商標にも登録された、井原を代表する地域ブランドの一つです。(すごい!!)
昔ながらのシャトル織機によるセルビッチデニムをはじめ、ジャガードなどの柄物、染料や原料にこだわったものなど、さまざまなデニムが生み出されています。
私たちが訪ねたのは、岡本テキスタイルさん。

インディゴを中心としたオリジナル生地の企画や、テキスタイル販売などをされている会社です。

実際に訪れてみると、そこにはたくさんの生地が並んでいました。同じ「デニム」でも、色、厚み、手触り、織り方によって、一枚一枚表情が違います。

バッグを作る私たちにとっては、
「この生地なら、どんなバッグになるだろう?」
「この厚みなら、がま口に仕立てたときにどんな形になるだろう?」
そんなことを考えながら生地を見る時間は、とても楽しいものでした。
この日、岡本テキスタイルさんでは、守屋さんにいろいろなことを教えていただきながら、実際に生地を触ったりしながら一緒に選ばせていただきました。
ただ生地を購入するだけなら、今はオンラインでもできます。でも、実際にその場で生地を手に取り、
「この生地はこういう特徴があります」
「これはバッグにすると、こんな表情になります」
と教えていただきながら選ぶと、一枚の布の見え方がまったく変わってきます。
それまで「デニム」という言葉でひとくくりにしていたものが、一枚一枚に個性があること。そして、その個性を生み出しているのは、長年培われてきた技術や、作り手の知識なのだということを実感しました。
デニムが生まれる現場へ
デニム生地が織られている工場も見学させていただきました。


実際に機械を見せていただきながら、デニムが織られていく現場を見学しました。
大きな織機が並ぶ工場。機械が動き、糸が組み合わされ、少しずつ一枚の布になっていきます。普段、私たちが手にしているのは「完成した生地」です。
でも、その生地ができるまでには、糸があり、染める工程があり、織る工程があり、生地を確認する工程があり、そして、それぞれの工程を支える人がいます。
実際の現場を見せていただいたことで、私たちにとってデニムは、単なる「バッグの材料」ではなくなりました。
井原で選んだデニムが、G3sewingのバッグになる
井原で選んだ生地は、三重県に持ち帰り、G3sewingのバッグへと仕立てていきます。
井原で選んだデニムから生まれた、G3sewingのがま口バッグ。

生地を見ているときには想像していたものが、実際にバッグや小物になっていく。

それは、ものづくりをしている私たちにとって、とても嬉しい瞬間です。
一枚のデニムが、
岡山県井原市で生まれ、
三重県四日市市でバッグになり、
そして誰かの毎日の暮らしの中で使われていく。
そう考えると、一つのバッグの中にも、いろいろな人の仕事や想いがつながっているように感じます。
そんな井原のデニムが、映画になりました
そんな私たちが今回知ったのが、映画「BLUE PEARL」です。

「BLUE PEARL」は、台湾と岡山を舞台に、「藍染」をテーマにした映画です。
主人公の台湾の女子大生が岡山を訪れ、倉敷や井原といったデニムや藍にゆかりのある町を巡り、そこで出会う人々や風景を通して、藍の魅力に触れていく物語です。
映画の撮影では、倉敷美観地区だけでなく、井原市のデニムファクトリーや美星町なども登場します。
井原のデニムや藍の文化が、映画の中に登場します。
映画を作ったのは、岡山県井原市に本社を置く青木被服さん。
原作・監督を務めるのは、青木被服のデザイナーでもある青木俊樹さんです。
映画には、声優の立花慎之介さんや、井原市長の大舌勲さんも出演されています。
「時を経ることで価値になる」
「BLUE PEARL」の映画紹介を読んでいて、私が特に心に残ったのが、
「デニムも人生も同じ」
という言葉でした。
この考え方は、G3sewingのものづくりとも、どこか重なるものを感じました。

そして、それはデニムにも通じるように思います。
長い年月をかけて受け継がれてきた技術。作り手が積み重ねてきた経験。一枚の生地ができるまでにかかる時間。
そうしたものが重なって、一枚のデニムの価値になっているのではないでしょうか。
「井原デニム」を、もっとたくさんの人に知ってほしい
私たちは、デニムの専門家ではありません。
小さなバッグ工房として、井原で作られた生地を使わせていただいている立場です。
だからこそ、実際に井原へ行って、作っている人に会い、工場を見せていただいた経験を、私たちなりにお客様へ伝えていきたいと思っています。
「このバッグに使っているデニムは、岡山県井原市で作られたものなんですよ。」
そうお客様にお伝えするとき、そこに今回見せていただいた工場の風景や、教えていただいたことも一緒に伝えられたらと思っています。

井原で選んだデニムを使った、G3sewingのバッグ。
バッグを手に取ったとき、「素敵なデニムだな」だけではなく、「このデニムは、井原という町で、こうやって作られているんだ。」
と、その背景まで感じてもらえたら嬉しい。
映画「BLUE PEARL」をきっかけに
今回、井原のデニムが映画になったことをきっかけに、これまで以上にたくさんの人が「井原」という町や、「井原デニム」という名前を知ってくれたら嬉しいなと思っています。
私たち自身も、今回この映画のことを知って、以前井原を訪ねた日のことを改めて思い出しました。
映画「BLUE PEARL」を見てみませんか?
「BLUE PEARL」は、2026年8月にYouTubeで全編公開される予定と公式発表され、その後、9月20日には倉敷アイビースクエアで完成記念特別上映会が開催されます。

そして、2026年9月20日(日)には、倉敷アイビースクエアで特別上映会が開催されます。
G3sewingは、これからも一つのバッグを作ることを通して、
作る人と出会い、
産地を知り、
素材のことを学び、
その背景までお客様に伝える。
そんなものづくりを、これからも大切にしていきたいと思っています。
















