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G3sewingのアナザースカイ ー台湾編ー④

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3日目の朝。朝食はお粥を食べるG3。魚を粉にしたでんぶのようなふりかけをかけて食べるのが気に入った様子。

時間は朝8時半。この瞬間から長い長い1日が始まることに。いま無事に帰国して、こうしてブログが書けるということは感謝な思いに尽きます。生きているってすごいことです。命が与えられている、私たちを1人1人尊い存在として生きる使命を与えてくださている大きな存在を疑わずにいられません。

ホテルでの朝食後、写真のこの場所でG3が急に胸の痛みを訴えてすぐに救急車を呼びました。

誰が一緒に救急車に乗り込めばいいか?こういう時、一番冷静に動くのは長女です。

「私が行く。一番G3の病状分かってる。G3のパスポート、薬、とにかく必要なもの持ってきて!!」

すぐに来てくれた救急車は病院へ。救急車のドアがなかなか閉まらなくて、やっとのことで、閉まる。こわれとるんちゃうか、途中で開いてしまうんちゃうか、という不安のまま出発。同行した姉によると、ものすごいスピードで走るから、途中酸素マスクが外れて、なんか壊れて、心拍がどんどん下がっていくし、もう本当にダメかと思った、、、怖かった😭💦

と。

いろいろな事情で、数々の人生のどん底を体験している長女は本当に強い。ありがたい存在。この時のことを「きっと私は、こういう時のために創造主(神さま)から訓練されていたのかもしれない。いつも何で私だけ?!何で私いっつもこんなに人生大変なん!?って泣いてばっかりおったけど、きっと今までのめっちゃどん底の大変な体験が心の筋肉になって鍛えられていたんやと思うわ。うん。今わかった気がする。」と言っていた。長女、ありがとう😭

さて残された私たちはホテルの荷物を大急ぎでまとめて、搬送された病院へと向かう。途中、あたまの中にただただ浮かんできた言葉は

主は,あなたを守る方。主は,あなたの右の手をおおう陰。
主は,すべてのわざわいから,あなたを守り,あなたのいのちを守られる。」

聖書 詩篇121:5、7

(大丈夫。大丈夫。絶対、大丈夫。)と繰り返す。

病院に着くとベッドに横たわるG3。意識もあるし、「ごめんなぁ。ごめんなぁ。飛行機でシャラップとかゆうたで、バチあたったかなあ。」と言っている。今からどうなるのか、今どういう状況なのか、さっぱりわからなくて私たちも不安になる。看護師さんが点滴とか注射をしたりする前に、何のための注射なのか、今何をしているのかと説明してくれるのだけど、言葉が分からない。英語でも聞いてみるけど、どうも通じない。そのうち、お医者さんが来てくれて、説明をしてくれることになった。お医者さんにDo you speak English?と聞かれ「Yes!!!!」と叫んでしまう。

正直、体のこととか、医療英語なんて知らない単語ばっかりなんだけど、中国語?北京語?よりは理解できる。たまたま、海外ドラマ「グッド ドクター」にハマっていて、毎日見続けていた甲斐があったのか、ここ数日、全く分からない中国語?北京語?を聞いていたからか、不思議とすんなり言葉が入ってくる。

お医者さんは、「今からMRI、CTスキャンなど色々検査してくれるとのこと。その結果が出るのが今から1時間後。その結果によってどのように治療するかを判断します。」

と言っていた(たぶん)。心筋梗塞を起こしたらしい😭。ヘモグロビンの数値が低く、輸血もしてくれた。大きな病院で看護師さんもお医者さんも優しくて安心できたし、G3とも話ができ、意識もしっかりしている。

輸血をされながら、G3がひと言。

G3

台湾まで来て輸血してもらうとは、、、こりゃ、正真正銘の国際人になったなぁ。台湾と日本のハーフや。

そんなジョークも言えるようになったことに心底ホッとする。。。

検査結果も待つ時間、ひたすら病院で待つ。やがて検査結果が出て、またお医者さんが説明してくれる。ICUに入ることになり、今日から2日間はICUで24時間体制で看護しますと。ICUに入ってからも、もう一度検査をしますから、とにかくここで待っていて。どこへもいかないでと。長女と私でふたりで待つことに。次女が、うろたえて泣き出すB3を見守りながら日本から一緒に来た友達夫婦と一緒にホテルに戻ってくれることになった。

この扉の前のベンチでひたすら待つ。時間は夜の10時を過ぎた。途中、看護師さんが、「あなた達、夕食はあるのですか?」と聞いてくれて、朝のビュッフェから何も食べていなかったのに気づく。「お弁当を買ってきてあげますから、待っていてね。」と言って少し待っていると野菜たっぷりのお弁当と野菜ジュースを買ってきてくれた。お金払います。いくらですか?と聞いても受け取ってくれない。

優しさに泣けた。😭😭😭

だんだん寒くなってきてICUの前のベンチで横たわって縮こまっていたら、急に暖房が動き出してほっとする。

主は,あなたを守る方。主は,あなたの右の手をおおう陰。
主は,すべてのわざわいから,あなたを守り,あなたのいのちを守られる。」

聖書 詩篇121:5、7

またこの言葉で慰められた。

夜10時半すぎ、お医者さんが再びICUから出てきて説明してくれる。「今日から2日間、投薬治療で様子を見ましょう。安定すれば3日目は一般病棟へ。4日目には退院できるでしょう。」

よかった!!!!

長い長い1日が終わる。ホテルに戻ったのは12時を過ぎていた。B3も友達夫婦も次女もみんな寝ずに待っていてくれた。これからどうしよう、明日はどうしよう。帰国はどうなる。。。とりあえず、疲れた。明日考えよう。と眠りに。

G3sewingのアナザースカイ 台湾編⑤へつづく。

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G3sewing 商品を手にとってくださった方が幸せな気分に、笑顔になりますように。

POSTED COMMENT

  1. えっちゃん より:

    G3帰ってきてくださって、ありがとうございます。
    海外でICUって、、、、、言葉が通じない国での医療なんて怖いですよね。

    G3もみなさんもお帰りなさい。

    G3今度は病気にシャラップって
    言ってやってください。

    • g3sewing より:

      えっちゃん様。ありがとうございます。ただいま〜です。そうですね、もう病気は懲り懲り、シャラップ、ここで言わなきゃですね🤭!

  2. チャンガラおばちゃん より:

    ハラハラ(°_°;)ハラハラ(; °_°)

    • g3sewing より:

      チャンガラおばちゃん様。ハラハラの旅ですー。無事に帰ってきてますのでご安心を🤭!

  3. トマト より:

    G3、B3、みなさん大変でしたね。

    知らない土地で病気になるなんて半端ない不安でしょう。😱
    英語が話せる娘さんがおられて良かったです。
    大きな病院で良かったです。

    ハラハラ、ドキドキで読み進んで
    G3がジョーク言える程になられて
    ホッとしました。

    • g3sewing より:

      トマト様。不安感、半端なかったです。ほんとにジョークを聞いてホッとしました。いつもならガン無視しているようなジョークでもホッとして笑えました🤭

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